大家さんともめた家賃の件は落としどころに落とせた感じ。
 1日に会ったとき、「調べてみたら、やっぱりヴァレに半額にしてあげていたわ。でもそれは条件が違ったからだよ。まあ、あんたには半額にしてあげてもいいけど、10日には出て行ってよ。」と言われた。出て行けるのは13日って言ったのに、10日に出て行けというのは、新しいルームメート2人に10日間一緒の部屋を使わせた上で、2人からそれぞれ1人部屋使いの家賃をせしめる約束をしたかららしい。「あんたには特別」とかいいつつ、結局大家さんは自分が得をする計算しかしていないのだ。「ま、多分13日でもあの2人はいい、って言うだろうけど」と家賃の半額を私から受け取り、すっかりご機嫌にそうにしていた。
 その後部屋に入ってきた新しいルームメートは「XX〔私〕が10日に出ていくなら、2人はそれぞれ1人使いの家賃を払うけど、そうでなければXXが一部屋を月末までキープして彼女たちは2人使いの家賃しか払わない。」と強硬に主張。私がその中間の案として「私は13日に部屋を明け渡すけど、彼女たちは12日分2人使い、19日分は1人使いのレートで家賃を払う」というのを提案したら、2人は関心を示したにも関わらず大家さんが「全く勝手なんだから。あんたの勝手で出て行くのに人まで巻き込んで!もっと柔軟になりなさいよ。」と私に怒り出した。
 これ以上は時間の無駄と、じゃあ全部払いますと言って全額お金を渡し、一件を終わらせることにした。日本のお菓子と美しい文面の手紙を渡して。大家さんが罪悪感に苛まれているのがありありと見てとれて、ちょっとすっきりした。
 その後大家さんから何度か電話があったけど、もう答えていない。弁護士の友達の電話番号を渡し、これ以上何か問題があったらそっちに連絡を取るよう手紙にも書いておいたから。最終的に引き払う時にでも一言挨拶をして終わりにするつもりだ。と思っていたら、引っ越し前日に私の部屋を見に来る、とルームメートに連絡があったそうだ。そんなことこれまでしたことないのに。なんかまた無意味に不安になったんだろう。
 ともあれ新しいルームメート2人が例の中間案を受け入れてくれたので、間借り人達の間では合意が成立。これですっきりゴリツィアを出ていくことができそう。